12/29「剥製作業中です Part.4」 長い間お待たせの剥製作業が終了しました。受け取りに来られたお客様も、釣った時の感動が蘇った様子で、ランディングした時の状況やらヒットルアー等々、釣り談義に花が咲き、すっかり盛り上がってしまいました。 一般的に剥製=標本とイメージされがちですが、お客様と同じ価値観で喜びを共有できるのが、この仕事のやりがいであり、釣りの世界の魚類剥製は究極のメモリアルオブジェなのです。 そんな訳で、無事に納品も終わり一安心。スイッチを切り替えて新年からはルアービルダーに変身です・・・。
12/14「剥製作業中です Part.3」 着色前の剥製です・・・。ヒレのカッティング補強後、口内・目の回りを整え鱗止(ウロコドメ)のコーティングをします。カラーリングの要領はミノーと全く同じで、エアブラシのペイントが魚体表面の凸凹・ザラツキを拾わないよう時間を掛け、しっかりと均しておきます。アユとオイカワの群れがテーブルの上で泳いでいるように見えますか・・・。 11/24「剥製作業中です Part.2」 乾燥後、各ヒレのパックをはずし、裏面にプラ板を接着し補強、ヒレピン状態に形を整えカットします。乾きが足らないと後で皮がたるむので、根気よく時間をかけ寝かせます。オイカワなどルアーサイズの小型魚は大型魚と比べ、乾燥時間が短い反面、魚皮が薄いので(サランラップの厚さぐらい)ウロコが剥がれないように慎重に除肉します。 11/12「剥製作業中です Part.1」 イワナ・サクラマス・ヤマメ・アマゴ・ブルック・カラフトマス・アユ、その他川の小物を含め40匹ほど処理致しました。10匹ずつ4グループに分け、ローテーションを組み、乾燥の遅い大型魚から順に作業に入ります。約40日で完全乾燥、ヒレに補強を施し、後はまとめてカラーリングです。
10/21「開成水辺フォレストスプリングスに行ってきました」 先日、久しぶりに開成水辺フォレストへ行ってきました。目的はシェルドロップスとエリア専用にチューニングした7cmファット5.5gのテストです。 当日は松本釣具店のオーナー修さんと待ち合わせの為、その間レストハウスでまずは腹ごしらえ。オーダーしたトラウトカレーとメープルサーモンの冷燻を口に運びながら窓越しに広がる景色を眺めていると・・・処は足柄平野?何か異次元的空間を感じさせるロケーションです。 午後から松本さんと合流し、早速様子を伺うと1stポンドの水質が良く撮影にも良いとの事。松本さんのサポートを受け、色々試した結果ミノーアクション・エリア内での使い勝手はOKでしたが、この日の魚の反応はいまいち。シェルドロップスは飛距離の出る肉厚タイプ2gより薄め1.2gの水面直下引きに軍配が上がりました。 シェルの種類はエリアの場合トローリングと違い引く深度が極端に浅い(深くても1m)のであまりこだわる必要はありませんが、水色によりササ濁り時は赤・ピンク系のアワビ・夜光貝、クリアー時はシルバー・ホワイト系の高瀬貝・白蝶貝によく反応します。 開成水辺フォレストの攻略法・最新情報は、松本釣具店内のブログを御覧ください。 PS・・・当日はルアーよりドライフライに分がありました。特に夕方、会長のドライにヒットした70cm近いメープルサーモンは凄かったです。おまけに魚まで頂いてしまいました。家に帰り刺身で食べましたがさすが、林養魚場の魚は評判通り美味しかったです。
10/5「北海道・忠類川のサーモン&イクラ丼」 先日、友人より北海道・忠類川のサーモンが届きました。70cmオーバーの立派なメス鮭です。包丁を入れるとイクラがギッシリ!! 慎重に取り出し、重さを量るとナ、ナ、ナント800gもありました。 3枚におろした本体はバター焼き・ムニエル・フライ、骨付きの中落ちと脂の乗ったハラスは塩焼きにしていただきます。本命のイクラは羅臼昆布醤油&だしをベースに、日本酒少々を加えたタレにつけこみ3日ほどで食べ頃になります。北海道パーフェクトイクラ丼の完成です。 9/25 「シェルスプーン納品完了です」 GalleryPart2 シェルスプーンの納品、全て完了しました。 ここの所、不安定だった芦ノ湖のヒメマスも群にバラツキはあるものの、キッチリと狙えば定数が上がるようになってきました。その日の付き場を早く見つけ、正確なタナ取りと引く速度を把握している方が、釣果を伸ばしています。 芦ノ湖の釣りも終盤を迎え、朝一でワカサギ釣り、日中はヒメトロでヒメマスが狙える贅沢な釣期が、12月の第3日曜の禁漁まで続きます。
9/15「 シェルスプーン作業終了しました 」 GalleryPart1 シェルスプーンの作業がやっと終了しました。 8月中に納品予定でしたが、例によって10日程遅れてしまいました。次回、製作予定は来年の3月以降になります。そんな訳でマイスプーンも含め、多めに作ってしまいました。 2ヶ月も、削り→磨き→削りを繰り返していると、後半戦からは指キャップを付けなくても済むくらい指先が鍛えられ、皮が厚くなります。同じ仕事をコツコツと続ける物づくりの職人さんの手先が、道具化してしまうのも納得です。 今後の作業予定ですが、9月中旬から11月末まで剥製、12月よりミノー作り(納期は1月末〜2月)になります。
8/21「シェルスプーン作業中です」ハトメを入れました。 縁が割れないように慎重にリングホルダーの穴を開けます。後処理に埋め込むハトメはカサの開いた部分が裏面のエッジ先端を保護する重要なパーツになります。 はみ出したハトメをダイヤカッターで切り落とし、表面にテーパーをつけ、水とぎ、バフがけして完成です。 今回は久しぶりに真鍮バンドタイプ60mm(アワビ)と、ジョイント85mm〜60mm(白蝶貝)を作ってみました。
8/2「シェルスプーン作業中です」サイズ別に区分け。 1ヶ月弱でおよそ400枚を切り出しました。この中から、オーダーサイズを種類サイズ別に区分けし、仕上げに入ります。作業中にひび割れ、色の悪いものをはねると、最終的に歩留は80%前後になります。今回はアワビの縁部を多めに作りました。ザルに入れ、水に浸すとワカサギにそっくりです。 7/21「シェルスプーン作業中です。」源貝の切り出し ジグミノー開発のため、1ヶ月ほど、遅れてしまったシェルスプーンですが6月末より作業に入りました。 アワビ、高瀬、夜光、白蝶を切り出し、色合いの良い部位のみを厳選し、出荷いたします。色が出ないシェルは処分し、完成商品のおよそ2倍の数が作業途中でゴミ箱行きとなります。 250gのアワビ源貝から4〜5枚、450gの高瀬から10枚〜12枚、1.2kgの夜光から10枚〜15枚のスプーンしか取り出せません。 8月末までに、順次納品の予定です。
7/7「ジグミノー開発中です パート2」スイムテスト 芦ノ湖の桟橋で、ジグミノー110mm(29.6g)チャートリュースのスイムテストをしました。 沈下速度はやや早め、この程度なら海水でも必要以上に浮き上がることはないでしょう。 フォール姿勢は、若干前のめりのほぼ水平沈下、イトフケを取り軽くテンションをかけながらしずませるとブルブルとバイブレーションしながら、偶然にもスパイラルフォールしています。 中速・低速のタダ巻き時も、キッチリとローリングしますが、超低速の立ち泳ぎ状態でもピリピリとアクション反応していました・ この分ならかなりイケそうです!!とりあえず5本のプロトモデルからベストバランスの物を選び、設計図を作成、さらに同タイプのプロトを10本ほど作り、テスターさんの実釣によるチェックを受ける予定です。
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6/23「ジグミノー開発中です パート1」 北海道の海サクラ・海アメ攻略用ジグミノーのプロトモデルです。 内部構造は、セッパリ背部は高浮力のソフトバルサ、ストレート腹部はベタ底鉛の超低重心のバランスです。横向きに置くとボトムにマグネットが付いているかのように垂直に立ってしまい側面撮影が出来ません。 気になる遠投性能は、自宅近くの海岸の堤防で、投げたところ13cm・11cm両タイプ共、60%の力加減で、軽く60mはオーバーしました。思いっきり飛ばしたかったのですが、5本しかない大切なプロト品なので、ロストしたら洒落になりません。それなりのタックルでフルキャストしたら、100m前後はぶっ飛ぶはずです!! フック無しで設定自重11cm(30g)・13cm(40g)、カラーは未定。アクションは 水平沈下バイブレーション、タダ巻き時にローリングアクションが基本になりますが、 ウェイトの増減やボディーの肉厚調整でスローなユラユラフォール、やや早目の |
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6/8「福岡県深江漁港のアオリイカです」 Fishing Team VENIDAの九州支部長J−MIYAKEさんよりアオリイカとコウイカのお裾分けです。 1995年当時、アクアバッハを開発していた頃、月2回ペースで一緒に芦ノ湖でグリグリしていた三宅さんですが、今は地元九州に帰られ、玄界灘で青物釣りに燃えています。 いただいた烏賊は刺身に軽く炒めたエンペラと、サッとゆがいたゲソに野菜を添えて盛り合わせました。刺身はワサビ、エンペラとゲソは生姜醤油+マヨネーズ少々七味がベストマッチでした。 それにしてもアオリイカが抱いている餌木のカラー、Mミノーチャートリュース系グリーンバックにそっくりですね〜。 |
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5/23 「UVライトを照射してみました」 UV反応カラー銀箔チャートリュースにUVライトを照射してみました。 実際、フィールドでは自然光に含まれる紫外線だけで、これだけはっきりと発色しませんが、魚類や昆虫類などは人間が認識できない紫外線をセンサーでキャッチし、何らかの行動をするという研究結果が報告されています。ムラセミノーのカラーパターンにはシルバー系リアルタイプ以外に黒金・赤金・チャートリュースなどがあります。ゴールド系は晴れた日の夕方、チャートリュースは日中良くヒットしますが、これらの色が太陽光から放射される赤外線と紫外線に反応し、フィッシュイーターによりアピールするカラーに見えているのかもしれません。 これからは紫外線が強くなるシーズンを迎えます。一般的に紫外線は標高が100m高くなると1%増加すると言われます。特に標高の高い山上湖に釣行する場合、影響を受けやすいので天気予報以外に気象庁が発表している紫外線情報を参考に、お肌にはUVカットの日焼け止めクリーム、タックルBOXにはUV反応ペイントルアーがフィッシングスタイルになりそうです。 |
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4/21「レッドヘッド11cm・リップに1978む印刻印付きで再登場・・・」 久しぶりにレッドヘッドを2本作って見ました。1本はノザキさんに納品、残りの1本は自分用です。リアルフィニッシュの銀箔やシェル貼りばかりを見慣れたせいか逆に新鮮さを感じます。一見簡単そうに見えるカラーリングですが純白ボディーに赤のペイント、これが結構大変なんです。貼り物無しの色付けは表面のデコボコや付着した小さなほこり、ウレタンの気泡など気合を入れて処理しないとかなり目立ってしまいます。シンプルなデザイン程ごまかしが効きませんね・・・。 赤頭・レッドヘッドは20年以上前に約30本作ったのを記憶しています。当時バスカラーとして人気のあったレッドヘッドはトラウトにはイマイチという事で、その後追加注文も無くお蔵入りになっていましたが、バスはもちろんグリグリでブラウン・レインボーにも遜色なく実績を上げてきました。 そんな訳で、今回は1本のみですが11cm旧タイプリップに1978む印の刻印付きで再登場です・・・。 |
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3/23「0.3gが勝負です・・・」 ソフトバルサボディー1g13cmミノーの場合、サスペンドかスローフローティングにするかの境界は内蔵するウェイトコントロール0.3gが勝負になります。 自重は鉛以外にフックホルダー・ドブづけ6回分のウレタン・貼り物それにリップ・リング・フックをプラスすると7g程の重さになります。 1gのバルサボディーに6g乗せ7gでフローティング。プラス2g〜2.3g程でスローフローティング・・・サスペンド・・・? 微妙なところです。 急がないとベストシーズンに間に合わない!! 後もう少し。納品が済まない事には釣りにも行かれません。 今シーズンはベーシックなカラーモデルも復活の予定です。お楽しみに!! |
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